中国系移民の四家族が登場人物です。一世にあたる母親たちの世代が仲良しで、彼らは今もよく集まりがあります。そして二世の娘たち。一世の母親たちは戦争前後の世代で、悲しく辛い過去が中国在住時代にあるのですが、それらを乗り越えてアメリカに来ました。そんな母親たちの期待をしょって育った娘たち。娘たちはもちろんアメリカでアメリカ人として育っています。その二世代に渡る物語です。4つの家族の物語が追想という形でひとつずつ語られていきます。多少話が重なってはいきますが。個人的には共感するところの多い話でした。自分がアメリカ移民である事、また周りのアジア系アメリカ人がちょうどこの話の二世代目にあたる人が多い事から、他人事とは思えないのです。アメリカ人として育っていて!も、環境的にアジアの文化や考え方を色濃く残す私達。どっちがいいとか悪いとかではなく、こうなってしまうこともあるという。娘と母親の関係という意味でも、ちょうど私の世代くらいの娘と母親で、自分と親がだぶってみえました。別に移民でなくても、「子供と親」の関係に共感を覚える、または何かを感じる人は多いと思います。人生は平坦な道ではないけれど、少しず...